ここ1年ぐらいずっと米騒動のニュースが続いています。
我が家も米農家っても兼業農家でしたが、長らく米を作っていました。
今は家族が食べれるだけの最低限のお米しか作っていません。それで今は昔米作ってた田んぼを僕が畑にして野菜を作っています。

今ニュースになっているので知ってる人も多いと思いますが、米を作っても色々なお金を考えたら赤字です。
去年は少し米の価格があがりましたが、その前はJAに一俵30kgが6000円代で買い取ってもらってました。
100俵作っても60万円から70万円です。売上がですよ?
先日、父親にコンバインとか諸々整備したら30万円かかったって聞きました。
ここから肥料代とかもかかります。
はい、こんな仕事誰がやるんでしょうか??
もう完全にシステムとして破綻するしかありません。
実際、農家の多くは高齢化で引退するか?機械が壊れたから辞めるか?
っての二択です。
コンバイン最低でも300万円。もう一生分の米が買えますよね。

でも、もしこれがしっかり利益が出る仕事なら、僕も引き継いでやっています。
働いて赤字な仕事だからやらないだけです。
この世界の基本中の基本です。お金がすべてです。


小泉農水大臣になって色々物事が動いています。
でもネットで見てると、結構批判されたりしています。
コンバインのリースの話とかしてたら叩かれてましたね?

でもね、何もしない賢い人より、何もわからなくても必死に行動する人にこそ意味があるんです。

僕も何度も言ってますが、行動しない人は駄目です。
本当行動しない人は本当に駄目です。口だけの人ですよね。
なんであれ行動する人しか意味がありません。

500万円のコンバインが誰も買えない、じゃあどうするか?
って、考えないと駄目なんですよ。そもそもみんな収穫時期同じなんだからリースは不可能。
って言うのは簡単です。じゃあ他の打開策を提案しないとです。

僕が考える案としては
リースするにしても、品種によっても収穫時期が違う。または植え付け時期をずらす。また兼業農家の場合週末しか刈れないけど、と定年退職後の農家は平日でも可能、もちろん天気よって左右はされるけど、その辺りで調整が効くとは思うし。

一番良いのは、リースでは無く、完全に農協が機械を管理して、農協の職員が刈る。これだと思います。
そうすれば、この家はこの品種を作ってもらってとか、結局農協が色々考えて提案していけば良い。そもそも農協なんだからもっと本気で農業に携わるべきなんですよね。農協は。

減反政策もずっと続けてきましたが、これはあの経済学者の高橋洋一さんが言ってましたが、米は沢山作られせて、輸出して、日本に米が足りなくなったら、輸出を止めれば良いってすごくシンプルでわかりやすい話をされてましたね。本当にそのとおりですよね。

取り敢えず、今は日本の農業システムも大きな変革期だと思います。
今回の米の価格高騰で色々報じられる事によって、多くの人が日本の食糧の未来について本当に考える良い機会になってるとも思います。
実際僕も農業に本気で関わるようになって、やっぱり農業楽しいから、これからももっと力を入れてやっていこうと思っております。あと、僕達は自分達の米も自分達で作りたいと思っていますので、今年は、畑に植えれる稲の陸稲を植えてみました。白米で食べるなら美味しく無いらしいですが、うちは玄米しか食べないので、問題ありません。
上手く出来るかどうかはわかりませんが、色々挑戦しております。