「こり」って何?

肩こり、首こり、腕こり、足こり

こりって色んな場所に使われる言葉です。
そもそも「こり」って何でしょうか?

コリって「凝り」と書くこともあります。
凝り性とか言う言葉もあります。

この「」という文字は

一所にかたまって動かない。こりかたまる

そういう意味があります。
まさしく、「こり」を表現する漢字でもあります。

西洋医学的に簡単に言うと

筋肉が緊張状態のまま硬直してしまい、血液循環が悪くなり、疲労物質が溜まった状態

と、言えます。

わかりやすく言うなら

例えば、両手を上に上げてそのまま止めたままにしておくと
時間と共に肩周りが痛くなってきそうな気がしませんか?
筋肉が無理をしてしまう(緊張してしまう)ので、そこの筋肉が疲れてしまう

という事です。

実際触ってみても、「こり」と呼ばれるものが筋肉のある部分に生まれています。
それを揉まれて気持ち良かったり、痛かったりするのです。

揉んだり押したりして何をしているかと言うと
片方の手でもう片方の手を強く握ったりしたらよくわかりますが、強く握ることで一時的に血の流れが悪くなりますけど、手を放した瞬間により強く血が流れます。

同じ原理で血液循環が悪いポイントを揉んだり押して一時的にそこの流れを悪くし、手を離した時にそこに多くの血が流れるような仕組みです。

そもそもなんで「こる」の?

同じ姿勢が続くことで筋肉が緊張します。
筋肉が緊張したままだと血液循環が悪い状態です。
その場に疲労物質が溜まりやすくなります。

これは、物理的な姿勢だけではなく、ストレスでも身体は緊張します。
ストレス状態が強い場所では自ずと身体の血の巡りは悪くなっていると言えます。

実際実験してみたらわかりやすいのですが、

1,悲しい事を考えながら(仕事が嫌な人は仕事の事を考える)誰かを力いっぱい押してみる
2.普通に押してみる
3,楽しい事を考えながら押してみる

この3つで比較してみると違いが実感出来ると思います。
何を考えているか?で身体の筋肉の反応が変わってしまうのです。

合間合間に身体動かしたり、ストレッチをするのがコリの一つの対策法でもあります。

「こり」にくくする為には?

1,姿勢に気をつける

簡単なようで難しいかもしれません。今までの姿勢が一番楽になっているからです。
でもこれが一番効果的です。
姿勢に気をつけただけで肩こりとか腰痛の具合が大幅に変わった人を何人も見てきました
2,運動をする

一日中デスクワーク。同じ姿勢の仕事。
仕事が終わった後に運動をするだけで、逆に健康になります。
仕事後にジムに通い始めて、肩こりが随分楽になったという人も何人も見てきました。
疲れたから動けないではなく、疲れたから気分転換に運動しよう!ぐらいに思えると良いですね。

3,食事に気をつける

内臓の疲れも身体に影響を及ぼすことがなります。
寝る前の食事も、血液が内臓に行ってしまい。よりより睡眠を妨げる可能性もあります。

整体をやってる内に何人かに話し聞いて驚いたのですが、

肉食を減らしただけで身体の疲れ具合が変わってきた

そういう方が何人かいらっしゃいました。
僕自身も野菜中心の食事ですが、非常にこりにくい体質をしています。
全員に当てはまる事でもありませんが、そういう事例もあります。

4,ストレスを溜め込まない

自分なりにストレスの発散方法を見付けるのが大事です。
運動する。美味しいものを食べる。カラオケで歌う。ゲームをする。
なんでも良いので自分が楽しいと思える物が見付けることが大事です。

全部ではなくてもこの一つをするだけで随分変わってくるものです。
自分の身体を労れるのは自分自身です。
よりよく健康に生きるためのお手伝いをしています。

東広島の整体 知陽庵(ともびあん)