強く揉む事
整体の仕事をやっていると、やっぱり
強く揉んで欲しい人
って結構います。
長年、身体に痛みを抱える人の意見として
強くやって貰わないと効いてる気がしない
痛くても後が楽になるから
そう言われる方が多く言われます。
慢性的なコリを抱える人だと、やはり強くやってくれそうな男性を探す人もいますよね。
強くやる事のデメリット
整体で強くやる事に関してのデメリットってやっぱりあります。
1.強く押す事で力が入って緩まない
私達の身体って痛みがあると本能的に力が入ってしまいます。
じゃあ力が入ってるとどうなるか?というと、コリに触れにくくなるんです。
リラックスした状態で緩んでる時が、一番コリに触れる事が出来ます。
2,強く押される事でより強化される
身体というのはその環境に適応するように出来ています。
実際、週に何度も整体通わえる方もいらっしゃいます。
そういう方は気を付けて下さい。
確かに強く押されないと効いてる気がしないかもしれませんが、より自分の身体を固めている可能性があります。
じゃあなんで強くやられると楽になるのか?
強く押すことで、組織が破壊されます。
組織が破壊されることでそこを修復しようと血流が良くなります。
血流が増えたことにより、疲労物質や痛みの元になる物質が流れ、一時的に楽になります。
昔ながらの手技はこれの原理を元に施術していたりします。
そうは言っても、お金払うのだし効いた感じが欲しい
もっともな意見です。
私であってもお客様の目線で言えば、そう思います。
じゃあ、緩めでやってしっかり結果が出たことあるか?って聞かれると、気功やエネルギー使う先生以外ではそう感じたことはまずありません。
だからよく、施術者の方で強くやるのは身体に悪いですから、と言って強くやらない方もいらっしゃいますが、
強くやる方法を知らないのかな?とも思います。
お客様目線でやるか?自分の主観でやるか?
どちらが正解でもありませんが、
例えば、辛いものを食べたいと言ったお客様に辛いものは食べたくないからと言って、辛さ控えめな物を出されたら、お客としていいかかがでしょうか?
強くも弱くも両方の施術が出来ると言うのも一つの整体のお店を選ぶポイントでもあると思います。
本当に上手な施術者なら、力を使わず、コリに届かせることが出来たりします。
それに本当にコリが慢性しすぎてて、感覚が麻痺している人には緩める為には強くやるのも一つの技法です。
やっぱり強くやるのも一つの技法
私自身はそう考えますので、強く希望される方には強くやらせて頂きます。
ただ私のやる技法は特殊です。
言葉では説明しにくいのですが、
押すのではなく力を伝えています
普通強く押そうとすると、皮膚と皮膚がぶつかりあって抵抗が起るのですが、力を伝える事でそれを限りなく小さくしています。
なので皮膚組織を壊さずに、しっかり深部に届いて効いている感じがします。
実際、全然強く押さえていません。
ただ、手を置いて力を伝えているだけです。
こういった手法は武道の技術が元になっています。